500Wでもいいけど700Wあれば安心!
自作PC好きの人は口を揃えてこう言います。「電源は本当に大切だから!」これは本当のことです。電源はパソコンの心臓です。酷い電源だとパソコンの動作が不安定になります。呼称の原因にもなりますね。
ではゲームPCにはどんな電源がいいのでしょうか。そして容量はどれくらいあったらいいのでしょうか。BTOゲームPCに最適な電源の選び方をご紹介します。
500Wと700Wを比較
まず知っておいて欲しいのが、電源容量の多くはCPUとグラフィックボードが消費していることです。特にグラフィックボードは容量がたくさんないと動きません。
一般的にミドルスペックゲームPCだと500W、ハイスペックだと700W、ハイエンドだと1200Wです。BTOで選べる電源は様々ですし、標準搭載されているものも異なりますが、基本的にはこの容量が標準的です。
ただ、最近は省電力が重視されています。GeForce GTX900シリーズはGTX700シリーズよりもハイスペックですが、消費電力は少なくなっています。だからGTX900ならそこまでたくさんの容量は必要ありません。
BTOの場合、標準搭載されているもので問題ありません。きちんと検証し、動作確認をした上で電源を選んでいます。ただ、ゲームPCの寿命や安定性を重視するなら高級電源を選ぶのもおすすめです。
容量よりも80PLUS規格を重視しよう
500Wの電源があったとしても、80PLUSの規格によって電源効率や消費電力が大きく変わります。実際に消費する電力と各パーツへ送り届けられる電力には差があります。
例えば80PLUS STANDARDは生み出した電力の80%程度しか使えません。でも80PLUS GOLDになると90%も使えます。だから同じ500W電源でも80PLUS規格によって性能が全然違うのです。
電源効率が悪いといつも電源をフル稼働しなければなりません。いつも走っている状態です。当然電源に負荷がかかります。また、温度が上昇しやすくなります。他のパーツへの影響も怖いですね。
しかし80PLUS SILVERやGOLDなら余裕を持った電源供給が可能です。寿命が長くなりますし、温度も低く保てます。ゲームPCは安定性が重要ですから、80PLUS SILVERかGOLDの電源がおすすめです。
おすすめの電源の選び方
では結論です。もしもBTOゲームPCの電源を良い物にしたいなら、2つの選び方があります。1つは容量を増やすことです。500W搭載のものを700W搭載にする感じです。
おすすめなのはもう1つの方法です。80PLUS規格をアップグレードしましょう。例えば500W 80PLUS STANDARDが標準搭載されていたら、カスタマイズで500W 80PLUS SILVERにするのです。静音性、温度、安定性のすべてが良くなりますよ。