省スペースの小型、性能の大型
BTOゲームPCは同じパーツを搭載していたら、同じ性能になるのでしょうか?もしも価格まで同じだったら、きっとあなたはPCケースのデザインによって選ぶのではないでしょうか。
結局どのBTOメーカーもパーツでのオリジナリティは出せません。そこでPCケースです。しかし単純に見た目が違うという意味ではありません。小型か大型かによって様々な違いが出てくるのです。
小型ゲームPCのメリット・デメリット
小型なゲームPCを選ぶ人は省スペースを重視したいのでしょう。むしろそれ以外のメリットはありません。小型だからこそどこにでも置けます。机の上でもいいですし、ラックの上でもいいですし、足元でもいいでしょう。
小型ゲームPCとして最も人気なのはエイリアンウェア X51です。ゲーム機みたいな見た目です。縦置きだけでなく横置きも可能なため、邪魔になることが絶対にありません。
ただし、小型ケースには熱に弱いデメリットがあります。ノートパソコンをイメージしてください。ノートパソコンを長時間起動しているとファンが唸って、どんどん熱くなってきますよね。
パーツ同士の距離が非常に近く、冷やすための空気の通り道も狭いため、温度が上昇しやすいのです。温度が上昇するとファンがフル回転してうるさくなります。また熱暴走によりゲームPCの性能が一時的に低下する可能性もあります。
大型ゲームPCのメリット・デメリット
大型と小型はメリット・デメリットがそっくりそのまま逆になります。大型はわざと空気の通り道を作っているため大きいのです。外からたっぷりと空気を取り込むことで、温度が安定します。
つまり長時間オンラインゲームをプレイしていても、フレームレートが下がることはありません。デスクトップが置けなくて困っている人以外は通常サイズ以上のPCケースをおすすめします。
そしてカスタマイズ性も重要です。例えばゲームPCを購入した後にメモリを増設したり、サウンドボードを追加したりすることが簡単にできます。小型にはそんなスペースはありません。
ただ、あまりに大きいケースだと本当に置き場所に困ります。机の上に置くなんて不可能です。結局はミドルスペックゲームPCにありがちな標準サイズがおすすめという結論に落ち着きます。